今日の1本…ワンダと巨像

まず断っておきますが、自分はこの作品の2周目はおろか、最終ボス(だと思う)と戦っているところでとまっております。ですのでこの作品をしゃぶりつくしていない状態でのお勧めであることをご了承ください


この作品を触って思ったのは「哀しい」という言葉がにじみ出てくる作品だということだ。


この作品、ストーリーとしては単純。死んでしまった少女を生き返らせるべくワンダは古の地への旅をしていた。ようやくたどり着いたワンダは彼女を生き返らせるためには、この地に棲む巨像をすべて倒すことを告げられる。


このストーリーは登場するモノが哀愁を帯びて進んでいく。


誰もいない荒野。


その荒野を疾走するワンダとその愛馬、アグロ。


そこにたたずむ巨像


理由もわからず倒されてしまう巨像


そしてその巨像を倒すごとに疲弊していくワンダの姿


このゲームをすると巨像を探し、倒すことに非常にのめり込み、1体を倒すのに1〜2時間ほど費やすこともある。しかしこれだけの時間をかけているにもかかわらず、最後の最後には「倒したくない」という思うがよぎる瞬間がある。


それは巨像が生物的であるということからくるのか、それともゲーム的な終わりに近づいているのが嫌なのか、そんな精神的なことはわからない。ただこの世界でたたずむとこの哀愁が付きまとう。この感覚が新しい。


ある記事でこのゲームはこれまでのゲームの範疇には収まらないものになっているという。そういった意味も含め、新しい雰囲気をゲームに吹き込んだという意味で賞賛したいと思う。


まあ色々な評価があるとは思うが、まずは触れて、感じてもらいたい作品のひとつである。


なんだか今回は硬い文章になってしまったw